まっすぐに生えている上の親知らずの抜歯は簡単
公開日:2017/12/04
- カテゴリー:
- 治療全般
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇っていて寒いです。冬場は日差しがないとそれだけで寒い感じがしてきます。
昨日の申先生のセミナーが非常に有意義で嬉しい気持ちが残っています。
今回は親知らずの抜歯について書いてみたいと思います。
私の考え方としては親知らずは歯ブラシが非常にあてにくい場所にあります。
一度虫歯になったということは今回治療しても再度虫歯になる可能性がきわめて高いと言えます。
ですから抜歯しましょうと提案することがほとんどです。
もしまっすぐ生えていて親知らす同士でもきちんと噛んでいるのであれば抜く必要はありません、しかしもし麻酔が必要なほど虫歯が深い場合は同じ麻酔をするならば抜歯してしまうほうが賢明と言えるでしょう。
また歯茎が腫れてしまってやはり抜歯を提案することも非常に多いです。
このように書いている私も親知らずにより、歯茎が腫れて痛かったので父に1分で抜歯してもらいました。
抜いてしまえばその後は腫れませんし、すっきりして全く後悔なんてありません。
たまに歯を抜くことをもったいない、抜きたくないと考える方がいらっしゃいますがそんなことはありません。
親知らずは磨きにくいですし、歯茎の腫れも起きやすく、その手前にある歯に悪影響を及ぼすことも多いです。
このように理由があるから抜歯をお勧めするわけです。
大半の方は親知らずを抜くのが怖かったり、周りの友達から親知らずを抜いたらものすごく痛くて腫れたという話を聞かされたことがあるので嫌がるわけです。
まず上の親知らずと下の親知らずで難易度が違います。
上の親知らずでまっすぐ生えているものは本当の話1~2分で抜歯が終わります。
実際昨日も一瞬で抜歯は終わり、患者さんもいつ抜けたのかわからず驚いていました。
そして次の日に消毒でいらした時も痛くなかったので、痛み止めは飲んでいませんとおっしゃっていました。
その他でも当院にいらして抜歯した8割程度の方が痛くなかったとおっしゃいます。
私が歯科医になってから上の親知らずを抜いて腫れたという方にはあったことがありません。
それくらい上の親知らずの抜歯は楽チンだし、痛みも出にくいのです。
下の親知らずはというと上顎に比べ、下顎は骨が硬いので少し難易度が上がります。
それでもきちんと生えている親知らずは5分以内に抜けることが大半です。
そして痛みもほぼ生じません。
抜いてしまうとすっきりしますよ。
しかし、下の親知らずで横を向いているのはぐんと難易度が上がります。これについては次回記します。
もし、親知らずが虫歯と言われたり、周囲の歯茎が腫れた場合はまずは当院で相談して下さい。
久喜の歯科・歯医者
いしはた歯科クリニック
院長 石幡一樹
KAZUKI.ISHIHATA