インプラントとは?
インプラントは、体内に埋め込む人工の医療器具・材料の総称です。
一般的に、歯に埋め込む人工の歯をイメージされることが多いと思いますが、正式には歯科治療のインプラントはデンタルインプラントと言います。
歯は、目視で確認できる部分の歯冠(しかん)と、歯茎に埋入している歯根から成り立ちます。歯を失うと歯根も失うことになり、歯根がない場合に行う治療方法がインプラント治療です。
インプラントと入れ歯、ブリッジの違い
インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
写真 | ![]() |
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保険 | なし(条件によってはあり) | あり | あり |
治療方法 | 失った歯の位置にインプラント(人工の歯根)を埋め込み、義歯を取り付ける | 失った歯の部分に、人工の歯を人工樹脂で連結させる | 失った歯の隣接歯を削り、失った歯とその隣接歯を連結した被せ物をはめる |
メリット | ・天然歯とほぼ同じ審美性 ・周囲の歯を傷つけることがない ・噛む力が天然歯とほぼ同じ ・他の歯との噛み合わせが安定する |
・複数本の歯を失った場合でも対応できる ・バリエーションが豊富 ・保険が適用されるため安価で治療ができる |
・入れ歯と比べた場合、安定感があり違和感が少ない ・保険が適用されるため安価で治療ができる ・治療期間が短い |
デメリット | ・手術が必要 ・骨組織によっては治療期間が長くなる ・保険が適用されない ・症例によっては治療ができない |
・固定する留め金に汚れがたまりやすい ・天然歯の寿命を縮めることがある ・審美性に欠ける ・食べ物の熱が伝わりにくい ・固いものが食べづらい |
・歯を削る必要がある ・自然歯の寿命が短くなることがある ・発音に影響がでることがある ・食べかすがつまり不衛生になりやすい |
寿命 | 10年から30年程度 | 3〜4年周期に修理や交換が必要 | 5〜10年周期に交換が必要 |
治療期間 | 3〜6ヶ月 | 1〜3ヶ月 | 1ヶ月未満 |
いしはた歯科のインプラント治療の特徴
年間150本から200本の症例実績
当院では、2021年度年間150~200本のインプラントの臨床実績があります。2022年は年間で250本を超えております。
これは久喜・幸手・羽生・加須・白岡・蓮田市等の埼玉北東部の中で最も多い実績になります。実績もあるのでご安心下さい。
難症例にも対応しており、インプラントのメンテナンスにも多くの患者さんが来られているため、幅広いインプラントに関わるニーズに応えることができます。
安心のストローマン社製のインプラントのみを使用
当院は世界No.1シェアであるスイスのストローマン社製のSLActiveインプラントのみを使用しております。
アバットメントにもストローマン社純正のチタンアバットメントを用いております。
品質面で絶対に妥協をしたくないので確かな物だけを使用しております。
インプラントのメーカーは、100種類以上あると言われ、格安のインプラントはどのメーカーのインプラントを使用しているのかわからないことも多くあります。
当院は、世界No.1シェアであるスイスのストローマン社製のインプラントのみを使用しており、引っ越し先や旅行先などでメンテナンスが必要な時にも、もっとも普及し実績のあるインプラントメーカーであれば、他の歯科医院でもメンテナンスなどができる確率があがります。
ストローマンインプラントは、国内のメジャーな大学病院でも使用されており、臨床実績が豊富だからこそ、多くの歯科医師から信頼を集めています。
ストローマンについて
ストローマンインプラントは、ノーベルバイオケアのシェアを抜き、現在は世界でNo1のシェアを誇ります。
インプラントは、中には廉価でマイナーなメーカーもありますが、人工物を体の中に埋入するという特性上、安全性という面で疑問視せざるをえないものもあることが事実です。
ストローマンインプラントは、安全性の面でもエビデンス(根拠)が証明されており、当院においてもストローマンが治療においてベストな選択肢と考えております。
(参考記事:https://straumannpartners.jp/medical/reason/about/)
患者さんにより安心のインプラント治療を提供できるように今後も取り組んでまいります。
東京医科歯科大学インプラント科所属の歯科医師が在籍
当院の院長の他に、東京医科歯科大学インプラント科所属のインプラント専門医が在籍しており、難症例にも対応しています。
複数のインプラント治療の臨床実績が豊富な歯科医師が在籍することで、複数の知見からインプラント治療を提供することが可能です。
いしはた歯科クリニックはインプラント治療の際に4sコンセプトを重視して治療を行っています
いしはた歯科クリニックではインプラント治療の際に、4sコンセプトを重視した治療を行っております。
4sコンセプトとは
- ・Short(短期間治療)
- ・Simple(シンプル)
- ・Small(最小限の外科処置)
- ・Safe(安全)
を基本とした、患者さん目線のインプラント治療のことを言います。
4sコンセプトを重視した治療を行うことでインプラント治療の期間をなるべく短くし、身体への負担が小さく治療を行うことができます。
そのため、従来のインプラントと比較して治療期間中のQOL(生活の質)の低下を防ぐことが出来ます。
従来のインプラント治療は、抜歯を行った後に顎の骨が安定するまで3~6ヶ月ほど期間を空けてからインプラントの埋入を行います。
抜歯をした際に顎の骨が吸収を起こし骨が小さくなることで、骨造成手術(GBRやサイナスリフト・ソケットリフト)を行う必要が出てくることがあります。
骨造成手術を行うことによって手術後の痛みや腫れ、治療期間も7ヶ月~1年以上と長くなる上に治療費も高額になってしまいます。
そのため、埼玉県久喜にあるいしはた歯科クリニックではインプラント治療を行う際に4sコンセプトを重視して治療を行っております。
4sコンセプトを基にインプラント治療を行っているいしはた歯科クリニックでは、即時荷重インプラント治療という術式でインプラント治療を行っております。抜歯をした日にインプラントを埋める処置も行うので外科処置が一度ですむ上に
腫れや痛みが少なくてすみます。最終的な歯は下顎で2ヶ月、上顎で3ヶ月で歯が入ります。
即時荷重インプラント治療とは
即時荷重インプラント治療では、抜歯後の顎の骨の吸収が起こる前にインプラントを埋入するため、なるべく少ない手術でかつ短期間で治療を行うことが出来ます。
下記で従来のインプラント治療と抜歯後即時埋入治療の違いをご説明しております。
従来のインプラント治療
従来のインプラント治療では、抜歯を行った後3~6ヶ月ほど期間を空けてから治療を行っております。
治療期間を空けることにより、抜歯後顎の骨が吸収を起こし、骨造成手術(GBRやサイナスリフト・ソケットリフト)が必要になってしまうことで、治療期間が半年~1年と長くなるだけでなく、術後の痛みや腫れ、治療費も高額になってしまうというケースがありました。
そこでそれらの欠点を補うために当院では、即時荷重インプラントという術式でインプラント治療を行っております。
抜歯後即時埋入治療
抜歯後即時埋入治療では抜歯と同時にインプラント埋入を行い、その後2ヶ月程度で被せ物の歯を取り付けます。
抜歯後に骨の吸収が起こる前にインプラントを埋入するため、顎の骨が痩せてしまい余計な治療を行う必要がなくなります。
即時荷重インプラントのメリット
- 治療期間が短い(最短1ヶ月半ほど)
- 少ない治療回数で治療を行うことが出来るため、患者さんの負担が少ない(治療回数は最低で1回)
- 複雑な治療を行わないため、傷口の回復が早い
即時荷重インプラントのデメリット
- 全ての患者さんに適用できる治療法ではない
即時荷重インプラントは全ての患者さんに適用できる治療法ではございません。
そのため治療を受ける前に自分が即時荷重を受けることができるか確認する必要があります。
即時荷重インプラントができる患者さんの条件
即時荷重インプラントができる患者さんの条件
- インプラントを埋入する骨の厚みが十分にある
- 周囲の歯に虫歯や歯周病がない
- インプラントを埋入する骨に欠損等がない
上記の条件をすべて満たしている患者さんは即時荷重インプラントを行うことができる条件を満たしております。
即時荷重インプラントをご希望の方は、カウンセリング時にご相談ください。
患者さんの口腔内の状態を見た上で判断いたします。
カウンセリングの流れ
1.カウンセリングの申込み
まずはお電話かWeb予約フォームよりカウンセリングを申込み下さい。
2.来院
予約日に来院していただき、問診表の記入をお願いします。
現在の体調や服用している薬など、治療に必要な情報をお伝えください。
3.ドクターによるカウンセリング
現在のお悩みについてお聞かせください。
患者様の症例に対して、最適な治療方法をご提案させていただきます。
カウンセリング時の説明には、実際の被せ物やインプラント、画像などをお見せしながら、治療方法・治療日数などを患者様に分かりやすくご説明いたします。
4.御見積書の作成
ご提案した治療方法のお見積書を作成し、お渡しいたします。
カウンセリングを受けたとしても、必ずしも治療を受ける必要はございません。
ご提案内容とお見積書を参考にご検討ください。
5.治療日の予約
治療方法と治療費用にご納得いただけましたら、ご予約へとお進みください。
インプラント治療の流れ
1.口腔内検査
レントゲン撮影や歯型採取、歯科用CTによって歯や歯茎、顎の骨の状態を検査します。
治療方法には、失われた歯の本数、骨の硬さや大きさ、位置などによって複数の選択肢があるため、検査結果をもとに最終的な治療計画を立てます。
2.手術前の処置治療
検査の段階で虫歯や歯周病が見つかった場合は、先に虫歯や歯周病の治療を行います。
仮に、重度の虫歯や歯周病になっていた場合は抜歯をすることがあります。
抜歯をした場合は、患部が治癒されてからインプラント治療を行います。
3.インプラント埋め込み
インプラントを埋め込む手術を行います。
手術中は局所麻酔(部分麻酔)を使用しているため痛みはほとんどありません。
ご安心ください。
4.結合治癒期間
2〜3ヶ月の結合治癒期間を設けることで、インプラントと骨が強い力で結合します。
結合治癒期間中は、インプラントを埋入させた状態で歯茎を縫い合わせて、結合治癒を待ちます。
また、手術後の数日間は抗生剤や炎症を抑える薬を服用いただきます。
5.補綴物(人工歯)の作成・装着
インプラントに被せる義歯を作成して、装着します。
6.術後のケアと定期健診
治療後はご自宅でのケアと定期健診で経過観察を行います。
まず、手術後から1週間後に健診を行い、その後は数ヶ月に1回定期健診を受けていただきます。
定期健診では、口腔内の状況とインプラントの状態を検査いたします。
セカンドオピニオンについて
当院では、セカンドオピニオンもやっています。
セカンドオピニオンとは、主治医以外の歯科医師に意見を求めることです。
当院では、インプラントよりも入れ歯の方がライフステージを考慮して優れていると判断した場合、入れ歯でのご提案をすることもございます。
例えば、インプラントはセルフケアが必須でございますが、高齢者でセルフケアが困難な方にとっては入れ歯の方が圧倒的に予後がよい場合があります。
当院は、インプラントも自費の入れ歯も多様な選択肢と専門性があるので、トータルで提案できることが強みです。
インプラントしか専門性がないところは必然と入れ歯は除外されるので、消去法的にインプラントの見積もりになることもあり、それが患者様の選択肢を知らないうちに狭めていることもあります。
インプラントの費用
インプラントの治療費は以下となります。
インプラント埋入費用 | 20万円(税抜) |
補綴物セット | 20万円(税抜) |
インプラント仮歯 | 1万円(税抜) |
また、特殊外科が必要な場合の治療費は以下となります。
GBR | 15万円(税抜) |
サイナスリフト | 20万円~30万円(税抜) |
骨造成(GBR)について
骨造成(GBR)とは、歯槽骨や顎骨などの骨が不足しており、そのままではインプラントができない方に対して行う骨組織の再生を促す治療方法です。
歯周病の重症化で骨の吸収が進んだり、抜歯で骨が減少したり、歯槽骨を失ってしまうと、インプラントの埋入が困難となります。
骨が欠損した部分に対して、自分の骨や骨様物質(こつようぶっしつ)、人工の骨補填剤を詰めて、粘膜を閉じて骨芽細胞の増殖を促します。
サイナスリフトについて
サイナスリフトとは、インプラントを埋入する際に上顎に十分な骨の高さがない場合に、上顎洞(じょうがくどう)の底に対して骨補填材や移植骨を埋入して骨再生を行う方法です。
サイナスリフトによって、インプラントを埋入できるようにすることが可能です。
また、骨の厚みが8mm未満の場合や、多くの骨の補填が必要な場合に適応します。

インプラントの保証制度~ガイドデント

医療法人社団樹伸会いしはた歯科クリニック、久喜総合歯科では、インプラント治療を行った際に任意で「インプラント保証」を歯科治療保証会社ガイドデントとの三者間契約で受けることが出来ます(費用:30,000円)。
10年間 保証内容・保証限度額

インプラント10年保証内容 限度額
保証限度額 | |
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上部構造 | 100,000円まで |
インプラント体 | 200,000円まで |
注意:
・保証限度額に達するまで繰り返し保証致します。
・この保証は役務保証。金銭保証ではありません。
・アパッチメントはインプラント体の保証範囲に含まれます。
・インプラントを埋入した日時から保証がスタートします。
インプラント10年保証 条件
保証経過年数に応じて、
下表に定める回数の定期メインテナンスを受診してください。
保証経過年数 | メインテナンス回数(最低履行回数) |
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1年目から2年目までの2年間 | 1年間に2回以上 |
3年目から10年目までの8年間 | 1年間に1回以上 |
注意:
患者さまの口腔内の状態により受診頻度が高くなることがあります。担当医の指示に従ってください。
定期メインテナンスの費用は保証に含まれません。患者様のご負担となります。
詳しくはガイドデント・ホームページをご覧ください。
※外部サイトに飛びます。
ガイドデント保証は指定された定期メインテナンスご受診が再治療保証の条件となっています。