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医療法人社団樹伸会 いしはた歯科クリニック

TCH(歯列接触癖)の治療について

公開日:2020/10/22

理事長 石幡 一樹
KAZUKI.ISHIHATA

今回はTCH(歯列接触癖)についてお話させていただきます。

上下の奥歯が1日24時間の間でどのくらいの時間、触れ合っているかというのを皆さんご存じですか?昔の研究で20分くらいが正常な時間だと言われています。

現代の生活では下を向いて集中することが非常に多く、またはストレス、緊張時、寒いとき、重いものを持つときに、人は上下の奥歯を当てやすいということが分かっています。

私は職業柄、電車の中で向かい側に座っている人がスマートフォンなどを見ていると、きっと奥歯が当たっているんだろうなぁと思ってしまいます。
上下の奥歯が20分以上、または常に当たっていると何が悪いかというと、咀嚼筋群(そしゃくきんぐん)というのですが、上下の奥歯の外側に上顎と下顎にまたがって咬筋という筋肉と、こめかみのあたりに側頭筋という筋肉があるのですが、上下の奥歯が常に当たっていることでこの2つの筋肉が常に働き続いていることが良くないのです。

瞬間的にグッと噛み締めるような強い力を長時間続けることのほうが悪いイメージを持たれがちですが、これは長時間行うことが出来ません、逆に、唇を閉じたときに奥歯を当てることは1日の中で2時間半ていど続けることができるというデータがあります。

例えば、寝ているときに奥歯が弱い力で触れ続けていると朝起きた時に頬のあたりに痛みを感じることがあります。
これが顎関節症の原因の1つにもなりえます。

これらは日中でも症状が出ることがあり、朝は平気でしたが夕方くらいに痛みを感じる、緊張型頭痛が起きたり、疲労感を感じることもあります。
当院でもそのような患者さまはたいへん多いです。皆さん総じて同じような癖があることが多いです。

また、頬の筋肉は痛みは生じないけど、歯が当たっただけで痛い、歯が浮いたような気がする、歯の違和感をもつような症状を訴える患者さんもいらっしゃいます。
当院では削ることはほとんど選択せずに、特別なマウスピースによって歯が当たらない癖を持ってもらうようにする治療を行っております。

また、息をふーっと吹いてみてください。そうすると奥歯が離れると思います。
これを意識的に10分から20分の間に行うことを意識的に行うことで当院では、TCH・歯列接触癖の治療を生活の中から直していくいことを勧めています。

顎関節症のお悩みはお気軽に、いしはた歯科クリニックにご相談ください。

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