歯ぎしりには4種類あります
公開日:2017/11/25
- カテゴリー:
- 噛み合わせ
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は晴天ですが寒いです。
今年はなんだか寒くなるのが早い気がしますね。
さて今回の歯の話ですが、歯ぎしりについて書きます。
歯ぎしりには4種類あるってご存知ですか?
歯ぎしりは分類すると4種類に分かれます。
以下に説明致します。
1.歯ぎしり型(グライディングタイプ)
グライディングタイプは、上下の歯を左右に擦り合わせます。就寝中に起こりやすく、「ギリギリ」という音がなる特徴があります。無意識で動かしている人がほとんどで、早く大きく動かしている人が多いです。
2.タッピングタイプ
タッピングタイプは、上下の歯をぶつけ合います。下顎を上下に動かすため「カチカチ」といった音が鳴る特徴があります。歯をぶつけ合う強弱は個人差があり、強くぶつける人から弱く当てる人までさまざまです。
3.咬みしめ型(クレンチングタイプ)
クレンチングタイプは、上下の歯を強く?みしめます。仕事やスポーツのときなどの日常生活で、歯をくいしばる状態が習慣化している人が多いです。歯を食いしばっているときは、顎に大きな負担がかかります。噛む力は、自分の体重ほどの圧力がかかっている人もいます。また、就寝中に無意識に噛み締めている人もおり、起床時にあくびをすると、こわばりを感じることが多いです。?みしめる癖がついていると、起床時に疲労感を感じる方もいます。
4.きしませ型(ナッシングタイプ)
ナッシングタイプは、歯の特定部分で擦り合わせます。就寝時に起こり、「キリキリ」「キシキシ」ときしむ音がする特徴があります。特定部分で擦り合わせるため、歯の一部分だけが徐々にすり減っていきます。
上記4タイプの歯ぎしりは、1つだけの人もいれば、複数持ち合わせる人もいます。歯ぎしりは、歯や身体に悪影響を及ぼしますので、放置せずに改善が必要です。
歯ぎしり(ブラキシズム)の特徴をまとめます。
1.歯ぎしり型(グライディングタイプ)
「飲食物の摂取時に歯がしみる」「エラが張っている」「詰め物が取れやすい」「歯の付け根にくぼみがある」「他人に歯ぎしりを指摘されたことがある」「歯のすり減りが目立つ」
2. タッピングタイプ
「「カチカチ」「カンカン」と音が鳴る」「他人に歯ぎしりを指摘されたことがある」
3.噛みしめ型(クレンチングタイプ)
「顎がこわばる」「顎骨が隆起している」「ストレスを感じやすい」「顎関節の痛み」「詰め物が取れやすい」「肩こり」「頭痛」「めまい」「歯が割れたりヒビが入る」「頬の内側に歯跡が残る」
4.きしませ型(ナッシングタイプ)
「他人に歯ぎしりを指摘されたことがある」「犬歯が磨り減っている」「顎骨が隆起している」「飲食物の摂取時に歯がしみる」「歯の付け根にくぼみがある」
上記したものが思い当たる場合、一度歯科医院にてご相談されたほうが良いでしょう。
基本的にはマウスピース(スプリント)を入れて歯にかかるこういった力から歯を守るように治療をします。
医療法人社団樹伸会
いしはた歯科クリニック
理事長 石幡一樹
KAZUKI.ISHIHATA