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大阪大が解明!高血糖は虫歯の原因?今すぐ歯科検診へ

公開日:2026/02/01

歯科医 石幡一樹
日本補綴歯科学会指導医
医療法人社団樹伸会 理事長

[参考引用記事]
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f75888699f4393c6483aa5d557e909a53152e51

https://medical.jiji.com/news/60981

こんにちは。皆さんは「糖尿病と歯」の関係について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

これまでは「糖尿病の人は歯周病になりやすい」というのが医療界の常識でした。しかし、2026年1月、大阪大学の研究グループから、これまでの常識を覆すような衝撃的な研究結果が発表されました。

それは、
「血糖値が高い状態が続くと、唾液の中に糖が漏れ出し、それによって虫歯菌が爆発的に増えてしまう

というものです。

今回は、この最新研究の内容を分かりやすく紐解きながら、なぜ今、私たちがこれまで以上に「定期検診」を大切にすべきなのかについて詳しくお話しします。

 

1. 大阪大学が発表した衝撃の研究結果とは?

まずは、今回注目されている研究のポイントを整理してみましょう。時事通信などの報道(2026/01/31)によると、大阪大学大学院の坂中哲人講師らのグループが以下のような事実を明らかにしました。

 

研究の要約

糖尿病などで血糖値が高い状態が続くと、血液中の糖(グルコースやフルクトース)が唾液腺を介して唾液中に移行します。その結果、口の中の細菌バランスが崩れ、虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶けやすい環境になることが分かったのです。

これまで「虫歯は食べ物(甘いもの)の食べかすが原因」と考えられてきました。しかし、今回の研究は、たとえ甘いものを食べていなくても、血糖値が高いだけで「体の中から唾液を通じて虫歯の種が撒かれている」という可能性を示唆しています。

2. なぜ血糖値が高いと虫歯が増えるのか?そのメカニズム

糖尿病と歯科

「なぜ血液の中の糖が、お口の中の虫歯に関係するの?」と不思議に思う方も多いでしょう。そのメカニズムは驚くほど直接的です。

  1. 糖の移行: 血糖値が高い人の体内では、血液中の糖分が唾液腺を通って唾液の中へと染み出します。

  2. 細菌バランスの変化: 唾液に含まれた糖は、お口の中に住んでいる「虫歯菌」にとって最高の栄養源になります。

  3. 悪玉菌の増殖: 糖をエサにして虫歯菌や歯垢(プラーク)が増える一方で、お口の健康を守ってくれる「善玉菌」は減少してしまいます。

  4. 酸性環境の形成: 増えた虫歯菌が糖を分解して大量の「酸」を作り出し、歯の表面のエナメル質を溶かし始めます。

つまり、お口の中が常に「甘いジュースを飲んでいるのと同じ状態」になってしまうのです。これでは、どんなに歯磨きを頑張っていても、虫歯のリスクを抑え込むのは難しくなります。

3. 「しっかり磨いているのに虫歯になる」の正体

当院へお越しになる患者様の中にも、「甘いものは控えているし、歯磨きも毎日欠かさずしているのに、なぜか新しい虫歯ができてしまう」とお悩みの方がいらっしゃいます。

今回の研究結果は、その謎を解く大きなヒントになります。

体質や生活習慣病が「虫歯の引き金」に

もし、あなたが健康診断で「血糖値が少し高めですね」と言われていたり、糖尿病の治療中であったりする場合、お口の中の環境は通常よりも過酷な状態にあるかもしれません。

  • 唾液の質: 糖分を含み、細菌が繁殖しやすい。

  • 自浄作用の低下: 糖尿病の傾向がある方は口が乾きやすく、唾液による洗浄効果が弱まりやすい。

  • 細菌の攻撃性: 糖によって活性化した細菌が、より強力な酸を作る。

このように、虫歯は単なる「磨き残し」の問題だけではなく、全身の健康状態と深く繋がっている「全身疾患の一部」として捉える必要があるのです。

4. 血糖管理で「お口の環境」は劇的に改善する

今回の研究には、とてもポジティブな報告も含まれています。それは、「血糖値を適切に管理すれば、お口の中の細菌バランスは改善する」という点です。

研究では、入院して血糖管理を行った患者様の唾液を調べたところ、歯科治療を行っていないにもかかわらず、唾液中の糖が減り、虫歯菌が減少して健康な菌が増えたことが確認されました。

これはつまり、「医科(内科など)」と「歯科」が連携して健康管理を行うことで、あなたの歯を守る力が飛躍的に高まることを意味しています。

5. 今すぐ「定期検診」に行くべき3つの理由

唾液検査

「自分は糖尿病じゃないから大丈夫」と思っていませんか?実は、予備軍を含めると非常に多くの方が高血糖のリスクに晒されています。だからこそ、今、定期検診に行くことには大きな意味があります。

理由①:お口は「全身の健康」の鏡だから

歯科医院での検診では、歯の状態だけでなく、歯茎の色や唾液の質、粘膜の状態をチェックします。自分では気づかない体調の変化が、お口の中にサインとして現れていることがあります。私たちは、その小さな変化を見逃しません。

理由②:プロによるクリーニングで「細菌のリセット」ができる

今回の研究で示された通り、一度崩れてしまった細菌バランスを自力で戻すのは困難です。歯科医院でのプロフェッショナル・クリーニング(PMTC)定期検診による歯のクリーニングを受けることで、バイオフィルム(細菌の膜)を徹底的に除去し、お口の中を「リセット」することができます。

理由③:一人ひとりに合わせた「オーダーメイドの予防策」

血糖値の状態や唾液の量、磨き癖などは人それぞれ異なります。定期検診では、今のあなたのリスクに合わせた最適なケア方法をご提案します。いしはた歯科では唾液検査を1500円というリーズナブルな価格で受けて頂く事が出来ます。
ご自分の虫歯菌・歯周病菌の数を知ることで健康への第一歩につながります。

6. 私たちが大切にしている「寄り添う歯科診療」

久喜いしはた歯科では、単に虫歯を削って詰めるだけの治療は行いません。

「なぜ虫歯になってしまったのか?」 「背景に全身の健康状態の変化はないか?」

そんな疑問を患者様と共に考え、根本的な解決を目指しています。今回のような最新の医学的エビデンスを常に診療に取り入れ、患者様の10年後、20年後の健康を見据えたアドバイスを行っています。

特に、健康診断の結果で気になる数値があった方や、持病をお持ちの方は、ぜひリラックスしてお話しください。私たちは、医科の先生とも協力しながら、あなたの大切な歯を守るサポーターでありたいと考えています。

7.今日から始める、新しい予防の習慣

大阪大学の研究が示した通り、お口の健康と全身の健康は切っても切り離せない関係にあります。「血糖値が気になるから、お口も丁寧にケアしよう」「お口の状態を整えて、全身の健康に繋げよう」という双方向の意識が、これからのスタンダードです。

もし、この記事を読んで「最近、検診に行っていないな」「自分の唾液の状態はどうなんだろう?」と少しでも気になったら、それが受診のタイミングです。

久喜駅西口徒歩3分、駐車場も完備している当院は、お仕事帰りやお買い物ついでに気軽にお立ち寄りいただける場所にあります。清潔で落ち着いた環境で、最新の知識に基づいた優しい検診を受けてみませんか?

いしはた歯科提携駐車場 
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