歯医者で口の麻酔後歯茎の腫れがひかない原因とは?
公開日:2016/11/09
- カテゴリー:
- お口のトラブル
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は北風がぴゅーぴゅーで真冬のような寒さでした。
11月の初めでこんな寒さは記憶にないですね。
先日当院のDrが麻酔の注射をして虫歯の治療をした患者さんから次のような質問を受けました。
「麻酔の注射をしていた時に最後の方でちくっとした痛みがあり、家に帰ってから麻酔が切れた後も歯茎の下の方の腫れが残っています。触るとなんだか痛いんです。以前は麻酔をしても腫れなかったのにどうして腫れてしまったのでしょうか?」このような質問でした。
ということで、今回は口の麻酔後に歯茎の腫れがひかなくなってしまった場合に考えられる原因についてご紹介していきます。
歯医者で麻酔後歯茎の腫れがひかない原因
1,注射による内出血
麻酔の注射をした際に内出血をしてしまいそれによって腫れてしまう場合があります。
特に太い血管にあたってしまうと出血量もその分多くなってしまうので腫れが大きくなったり、長引いたりしてしまいます。
基本的に内出血は時間が経てば中の血液が体内に吸収されていきますが、なかなか治らないというような場合には切開して抜き取った方が良いと思います。
2,傷口からの感染
麻酔注射をした部分から感染を引き起こしてしまうと腫れたり痛みが出たりする可能性があります。
特に歯周病を持っているような場合にはそこから感染してしまう可能性が高くなります。
感染を起こしてしまっている場合には抗菌剤を処方してもらえます。
まとめ
歯医者での麻酔をした後に歯茎の腫れがひかなくなってしまうなんてことも時々あるのでそうなってしまった場合には
今回ご紹介したようなことが原因かもしれません。おそらくは注射による内出血だと考えています。
自然と治ってしまう場合も多くありますが、なかなか腫れがひかないというような場合には
早めに再受診をして診てもらった方が良いと思います。
上記の方に対しては念のため痛み止めと抗生物質を処方しました。おそらく良くなるでしょう。
歯のことでご相談がある方は是非いしはた歯科クリニックまでご連絡下さい。
医療法人社団樹伸会
いしはた歯科クリニック
理事長 石幡一樹
KAZUKI.ISHIHATA