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医療法人社団樹伸会 いしはた歯科クリニック

すぐに歯を削るのは良くない歯医者

公開日:2015/06/08

理事長 石幡 一樹
KAZUKI.ISHIHATA

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は晴天ですが、夜から雨になるようです。

昨夜夜のTVで歯医者に聞いた良い歯医者と良くない歯医者を見分ける方法というものをやっていました。
口腔内写真をとる歯医者とか初診時にきちんと患者さんの話を聞く歯医者、治療前により良い治療をするために患者さんの口の中を綺麗にする歯医者、できない治療はきちんとお断りする歯医者がいい歯医者であると放送しておりましたが、いずれもその通りで納得のいくものが多かったです。
当院でもきちんと行っていることばかりです。

一つすぐに歯を削る歯医者は良くない歯医者というものがありました。
私も必要がなければ歯は削りませんのでこれについての私見を述べたいと思います。

歯は一旦削ってしまうと歯を削るのか削らないのかを議論する時に基準となるのは虫歯の深さです。
この場合?0と?1がこれに該当すると思われます。
私はその歯だけを診ずにその患者さんの口の中全体を診ます。
全体を診て、神経を取ってある歯が1本もない方でC1があっても患者さんが希望しなければ経過観察にしましょうと言っています。
?0であれば当然経過観察です。逆に神経を取ってある歯が何本かある方ではC1でも治すように差別化しています。

10年も歯科医をやってくれば虫歯の進行スピードが個人個人で全然違うことは明らかです。
ですので小さい虫歯でも早目にきちんと治すことで進行を食い止めるべきです。
逆に神経の治療をしてある歯がない方や、ほとんど治療の形跡がない方は仮に小さい虫歯があっても、虫歯の進行が非常に遅いと考えられるので経過観察が妥当です。
いしはた歯科クリニックではこれをきちんと患者さんに説明し、納得していただければ歯を削ることはしません。

たまに虫歯を削るのにレーザーの相談をされる方がいらっしゃいますが、現在当院ではレーザーを持っていないので出来ません。
将来的には買いたいのですが、500万円程度するのでまだ現在は持っておりません。

虫歯の進行を食い止めるドッグベストセメントについてはまたいつか書かせていただきます。
最後に歯は削れば削るほど、弱く脆くなっていきます。

一度治療のために削った歯は、ムシ歯の再発のリスクが高くなります。
詰め物と歯の境目の部分に隙間ができると、そこに溜まったプラーク(歯垢)はハミガキでは取り除くことができないからです。
虫歯は症状が進んで穴が大きくなってしまうと治療の際に削る量が多くなり、病巣が歯の中の歯髄(神経)に達してしまえば、神経を取らなければいけなくなります。
神経を取ってしまった歯は、歯に栄養分が供給されにくくなるため、とても脆くなってしまいます。
一生自分の歯で食べるためには、なるべく歯を削らないことが非常に大切です。
そのためには、虫歯はなるべく初期のうちに処置しないといけません。
ですから定期的に歯科医院で健診を受け、早期のうちに治療をするのか経過観察で良いのかを診断する必要があるのです。

久喜の歯科・歯医者
いしはた歯科クリニック

院長 石幡一樹

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