久喜市 いしはた歯科クリニック|顎関節症の具体的な治療法とセルフケアのやり方を詳しく解説!

顎関節症の具体的な治療法とセルフケアのやり方を詳しく解説!

公開日:2022/03/07

顎関節症の正しい治療法を知っていますか。

顎関節症の治療には、お薬やマウスピースを使う方法、そしてご自身で痛みを緩和する方法など、やり方は数多く存在します。
痛みや違和感を早くなくすためにも、正しい治療法の知識は必要です。

この記事では、顎関節症の具体的な治療方法とセルフケアのやり方について紹介します。
悪化させないための注意点も合わせて正しく理解し、痛みや違和感のない生活を目指しましょう。

顎関節症の具体的な治療法

顎関節症の治療方法は、歯科医院によって異なる場合があります。
またケースによっては、複数の治療方法を合わせて行うこともあります。

ここでは、顎関節症の具体的な治療方法を紹介します。

運動療法(ストレッチ)

顎関節症は顎の使い方の癖や噛み方の偏りによって引き起こされます。

運動療法では、正しい口の使い方を指導するとともに、ストレッチによって顎関節症の原因となっている箇所の運動機能を改善していきます。
生活習慣が原因であることの多い顎関節症では、対症療法を繰り返しても、顎関節症は再発してしまいます。

つまり、いかに根本的に治療をしていくかが重要なのです。

当院では、患者さんの生活習慣や筋肉の使い方を診察しながら、運動療法によって顎関節症を原因から治療することを心がけています。

具体的な運動療法には以下のようになっています。

・筋肉や靭帯などの柔軟性や伸張性を改善するストレッチ

・顎関節の動きを良くして開口量を増加させる下顎可動化訓練

・疲れやすい筋肉を鍛えて耐久性を向上させる筋力増強訓練など

理学療法

理学療法とは、電気を流したり、マッサージをしたりして、顎周辺の筋肉の緊張を改善する方法です。筋肉をほぐして血流を改善し、痛みを軽減します。

理学療法は、物理療法と運動療法の2種類に分けられます。

・手指による筋肉のマッサージ

・ホットパックなどによる温罨法

・低周波治療による筋肉への電気刺激

・鎮痛を目的としたレーザー照射など

薬物療法

薬物療法とは、顎関節や咀嚼筋の痛みに対して、消炎鎮痛薬を使用する方法です。
筋肉の緊張が強い場合にも、薬を使用することがあります。
症状に応じて、薬の種類や服用方法を調整します。

非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)を使用しますが、顎関節症が適応症として認められているのは、現時点ではインドメタシンとアンフェナクナトリウムのみです。

注意点としては、

  • 副作用として、消化器障害が起こることがある
  • 服用中の薬がある場合は、事前に医師に伝える必要がある

この2つが挙げられます。

また薬物療法は、顎関節症の症状軽減を目的とする対症療法です。
根本的な治療には、運動療法や生活改善をあわせて実施する必要があります。

スプリント療法

スプリント療法とは、マウスピースを使用した方法です。

上顎または下顎の全歯列を覆うもので、ブラキシズム(睡眠時の歯ぎしりやくいしばり)による咀嚼筋の緊張の緩和や、顎関節部への負荷の軽減を目的としています。

しかし、最新の知見では、計画性なくマウスピースをはめて様子を見る治療は否定されています。
適切な効果を得るためには、当院石幡院長のような顎関節症専門の歯科医師による管理の下で治療をおこないましょう。

顎関節症のセルフケアの方法

ここからは、ご自宅でできる顎関節症のセルフケアについて紹介します。

すぐに実践に移すのではなく、注意点も含めて正しく理解した後に行いましょう。

咬筋(こうきん)のマッサージをする

咬筋とは、耳たぶから指2~3本分進んだあたりに存在する筋肉のことです。噛みしめたときに盛り上がるのが特徴です。

マッサージ方法は、咬筋部分に1~2本の指を当てて、少し痛みが出る程度の強さで、円を描くように動かします。朝晩5~10分ずつ行いましょう。

側頭筋のマッサージをする

側頭筋とは、こめかみ部分や耳の上あたりに広範囲に存在する筋肉のことです。
咬筋ほどではありませんが、側頭筋も噛みしめたときに動きを感じることができます。

マッサージ方法は、咬筋の場合と同じように、側頭筋部分に1~2本の指を当てて、少し痛みが出る程度の強さで、円を描くように動かします。こちらも朝晩5~10分ずつ行いましょう。

口のストレッチをする

口の周りの筋肉をほぐすためのストレッチです。
やり方は、まず顔と視線を斜め上に向け、その状態で口を大きく開けます。手で口の両側をすぼめながら、上下に口を大きく開けるとより効果的です。朝晩5~10回ずつ行います。
マッサージやストレッチは、筋肉の血流を良くし、あごの緊張を取る効果があります。入浴中やお風呂上りなど、筋肉が温まっているときに行うとより効果的です。

しかし顎関節の軟骨や靭帯、関節包などが痛む顎関節痛障害ではマッサージやストレッチで組織をさらに傷つけて悪化する原因となる場合もあるため注意が必要です。
必ず医療機関での検査を受けて、マッサージやストレッチが問題ないかを確認した後に行ってください。

生活習慣を見直す

顎関節症の原因として、生活習慣が挙げられることは珍しくありません。
ブラキシズムだけでなく、うつ伏せや横寝といった睡眠時の体勢や、頬杖、猫背など起きている時の癖や姿勢も含まれます。

就寝時は仰向けに寝ることと低い枕の使用を心がけ、起きている時は顎関節や筋肉に負担がかかる行動をとっていないか、意識して過ごすことが大切です。
同じ姿勢を長く続けることを避け、時々ストレッチをして心身を休めましょう。

硬いものを食べない

顎関節や筋肉に痛みがあるときは、硬いものではなく柔らかいものを食べましょう。
理由は、硬いものを食べると、顎関節や筋肉の負担がより大きくなるからです。

おかゆや軟らかいそば、うどんやパスタなど、強く噛む必要のない食事がおすすめです。

痛みが引いた後であれば、硬めのものを食べても構いませんが、再発することもあるため頻度は少なめにしましょう。

上下の歯を接触させる癖(TCH)を意識する

平常の安静時つまり、口を閉じてリラックスしている状態では、上下の歯列間に1~3mmの隙間があります。

しかし、患者様によっては、上下の歯列を接触させることが癖になってる場合があります。
この癖をTCHといいます。

TCHは顎関節症の原因であることが多く、予防するには歯の接触がないかを意識して過ごす必要があります。

TCHについては、当サイト「 TCH(歯列接触癖)」ページからいしはた院長の詳しい解説動画を見られます。

そちらもぜひ確認しておきましょう。

誤った治療法に注意する

インターネットの情報のみで判断したり、以前歯列矯正のために使っていた古いマウスピースを自己判断で再利用するやり方は、症状を悪化させるリスクがあり非常に危険です。

市販の鎮痛剤の服用にも注意が必要で、過剰に服用すると思わぬ副作用が生じる恐れがあります。

また、amazonや楽天といった通販サイトから購入することも避けるようにしましょう。
通販サイトで購入できるようなオーダーメイドでないマウスピースは、個人の歯の形に合っていないため、適切に顎の筋肉の緊張を改善できないだけでなく、思わぬ方向に歯列が動いてしまう可能性があります。

「専門家に見てもらう」という点にも注意すべきことがあります。
それは、歯科医院に頼らず、整体「のみ」に通うということです。
整体は、一時的に体の緊張をほぐすという点では整体は有効ですが、対症療法に過ぎず、顎関節の根本的な原因の解消にはなりません。

顎関節症の方がやってはいけないことは「あなたは大丈夫?顎関節症の人がやってはいけないこと」にまとめていますので、あわせて確認しておきましょう。

顎関節症の専門医に受診することが大切

顎関節症の治療は、決して簡単ではありません。
今回紹介した治療法以外にも、パノラマX線写真を使った診断や咬み合わせの調整など、細かなチェックや作業も必要不可欠です。

症状が悪化すると、大がかりな手術が必要になる場合もあります。そうならないためにも、できるだけ早めに検査を受けて悪化を防ぎましょう。

1週間以上症状が続いている方は、医療機関で検査を受けることをおすすめします。

まとめ

自己判断せずに、一度は歯科医に受診して医師の専門的な知識と技術のもとで、治療を開始するようにしましょう。
日常の癖や姿勢にも注意して、痛みや違和感のない生活を目指しましょう。

当院の顎関節症治療については、当サイトの「顎関節症(がくかんせつしょう)」解説ページでご覧いただけます。

サイト内には顎関節の専門家である、いしはた院長に質問ができる質問コーナーも設置しています。

顎関節症でお悩みの場合は、ぜひ、いしはた歯科へご相談ください。

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