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医療法人社団樹伸会 いしはた歯科クリニック

顎関節症で病院は何科を受診すべき?症状や治療にかかる費用を解説

公開日:2023/03/15

理事長 石幡 一樹
KAZUKI.ISHIHATA

「顎が痛い」「口を開くと音が鳴る」といった顎関節症の症状では、病院の何科を受診すべきかよくわからないですよね。

顎関節症の症状でお悩みの際は、口腔外科を受診しましょう。

 

この記事では、なぜ口腔外科を受診すべきなのか、他の病院にかかる必要があるかについても解説しています。

加えて顎関節症かどうかご自身で簡単にチェックできるよう、主な顎関節症の症状や治療にかかる費用・放置するとどうなるのかについても紹介しています。

顎関節症の症状で悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

 

1.顎関節症では「口腔外科」を受診すべき

顎関節症の症状でお悩みの際は、「口腔外科」を受診しましょう。

ただ、口腔外科といわれてもどのような診療科かよくわからない方や、なぜ口腔外科なのかあまり理解できない方も多いと思います。

加えて、顎や口周り以外に異変が出ている場合、他の病院を受診すべきか悩む方もいるでしょう。

それぞれ下記で解説します。

 

 

1-1.口腔外科とは?

口腔外科は、歯科の診療科の一つです。

具体的にどのような診療科かについては、公益社団法人日本口腔外科学会では下記のように説明しています。

 

“口腔(こうくう:口のなか)、顎(がく:あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱う診療科です。 (“口腔外科(こうくうげか)とは?|口腔外科相談室|日本口腔外科学会”)”

 

わかりやすく説明すると、口内だけでなく口周辺の組織に生じている障がいや怪我を治療する診療科です。

そのため、口腔外科で顎関節症は専門の診療対象となります。

 

さらに具体的には、下記のような領域も診療対象となるのが口腔外科です。

・口腔内にできた癌

・スポーツや交通事故で負った口周りの外傷

・唾液腺疾患

・口腔粘膜疾患

・神経性疾患 など

 

顎に違和感がある際は、口腔外科に対応している歯科医院を受診するようにしましょう。

 

1-2.整体や耳鼻科は受診すべき?

顎関節症の副症状として、耳鳴りや耳に痛みが生じたり、腰痛・頭痛・肩こりが生じたりする場合があります。

このようなケースでは、「口腔外科ではなく整体や耳鼻咽喉科も受診すべきでは?」とお考えになる方もいるでしょう。

顎や口だけでなく、他の部位に生じた異変が必ずしも顎関節症によるものとは限りません。

ただし、顎関節症が原因で他の部位にも異変が起きていると感じられるような場合は、整体や耳鼻咽喉科ではなく、まずは顎関節症の専門医に相談して改善を試みたほうが良いでしょう。

整体や耳鼻咽喉科では、原因に基づき直接顎関節症の治療ができる訳ではないためです。

 

具体的には、耳周辺に痛みを感じていても、それが顎関節症によるものであれば耳に異常がなくても顎関節の不調により痛みが出ることもあります。

この状態で耳鼻咽喉科を受診しても耳に異常がないため、痛みどめをもらうといった対症療法で終わる可能性もあるでしょう。

原因から症状を改善するためにも、専門である口腔外科を受診したほうが良いです。

 

2.顎関節症が疑われる症状

では、どのような症状がある場合、顎関節症を疑うべきなのでしょうか。

具体的な症状を下記に解説します。

 

・口を開閉するとき顎関節から音がなる

・口をスムーズに開閉できない

・口が左右にうまく動かない

・顎が外れてしまうことがある

・口を動かすと顎が痛む

・食事の際に顎が痛い

・噛み締めた際に顎が痛い

 

上記のような症状に一つでも当てはまっていた場合、顎関節症の可能性があるといえます。

また、痛いときは痛い部位がある側と反対側に下顎を動かして、そこで口を開け閉めして顎の痛みがとれるか確認してみてください。

 

3.顎関節症で病院を受診したほうがいいケース

顎関節症の疑いがあるとわかった場合、どのような場合に病院を受診すべきなのでしょうか。

症状がひどくなっている実感がある場合や、痛み・日常生活に支障をきたすような症状がある場合は、迷わず口腔外科を受診しましょう。

痛みがなくても、不快な症状が続けばそれだけストレスになります。

ストレスは、睡眠時の歯ぎしりや食いしばりを誘発し、これによって顎関節症は悪化してしまうこともあるのです。

そのため、たとえ痛みがなくても不快な症状が続いているようであれば、口腔外科を受診してみましょう。

ただし、多くの口腔外科に対応している歯科医院のなかで、きちんと治せる医院は少ないです。

口腔外科を選ぶ際には、顎関節症治療に力を入れていることがわかる医院を選ぶようにしましょう。

 

4.顎関節症を放っておくとどうなる?

顎関節症は、放っておくと勝手に症状がよくなってしまう特徴もあります。

そのため、軽度の症状で日常に支障が出ていないケースであれば、1週間程度は様子をみてもいいかもしれません。

しかし、症状が悪化している場合や痛みがひどいケース・日常生活に支障が出ている場合は放っておいても改善される可能性が低いでしょう。

症状が悪化すると、食事や会話がままならなくなったり、頭痛や耳鳴り・腰痛など顎以外にも支障が出るようになってしまうこともあります。

少しでも不安がある場合は、口腔外科を受診するのがおすすめです。

 

その他、顎関節症を悪化させてしまう習慣や誤った治療については、「あなたは大丈夫?顎関節症の人がやってはいけないこと」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

 

5.顎関節症治療でかかる費用

顎関節症治療でかかる費用は、どのような治療をおこなうかにより費用は大きく異なります。

顎関節症が起こる原因は複数あり、その原因にあわせて治療をするか、その場しのぎの対症療法をするのかでも治療内容が異なってくるのです。

 

顎関節症の主な原因については、「顎関節症の主な原因は?治療法や簡単にできるセルフケアのやり方も紹介」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

 

その場しのぎの対症療法としては、マウスピースをはめて様子をみる・痛み止めの処方・レーザーを照射するなどが挙げられます。

これらは保険適用で治療が受けられる場合が多く、3割負担で3,000円〜8,000円程度でしょう(※歯科医院によって費用は異なります)。

ただし、対症療法では軽度の方は改善が見込めても、症状が重症であればあるほど効果が現れない可能性が高いです。

このような方は、対症療法ではなく原因から治療法を考え治していくことが大切です。

 

6.いしはた歯科クリニックの顎関節症治療

いしはた歯科クリニックでは、顎関節症治療でその場しのぎの対症療法ではなく、原因から治していく治療を採用しています。

もう少し具体的に説明すると、顎関節症が発症する原因の一つに日常の行動や生活習慣から起こっている場合があります。

当院に来院いただく患者様の8割以上の方が、片方で噛む癖により顎関節症を発症しているのです。

 

このような方々には、単に顎関節症の治療をするだけではなく、ご自身の噛み方の癖を理解していただき、この癖を直せるように顎の使い方まで学んでいただく必要があるでしょう。

 

そのため当院では、顎関節症の検査・治療+再発防止のための機能的運動療法(ストレッチ療法)を実施しているのです。

 

さらに詳細については、当院ホームページ内の「顎関節症(がくかんせつしょう)」で解説しているので参考にしてみてください。

 

サイト内には顎関節の専門家である、いしはた院長に質問ができる質問コーナーも設置しています。

顎関節症でお悩みの場合は、ぜひ、いしはた歯科へご相談ください。

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