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医療法人社団樹伸会 いしはた歯科クリニック

顎関節症で痛い時の対処法は?治らない時はどうしたらいい?

公開日:2023/03/15

理事長 石幡 一樹
KAZUKI.ISHIHATA

顎関節症の疑いがある方や顎関節症と診断された方のなかには、痛みの症状でお困りの方も多いでしょう

あまりに痛みがひどいとあくびをするだけでも辛かったり、食事や会話がままならなかったりする方もいると思います。

 

このように顎関節症の症状で痛みが辛いときは、口腔外科を受診すべきです。

 

ただ、忙しくなかなかすぐには口腔外科を受診するのが難しい方もいると思います。

 

このような方に向けて、今回の記事では顎関節症で痛いときの対処法をご紹介します。

この記事を読むことで、痛みをおさえる・悪化させないためのポイントを理解できるでしょう。

 

顎関節症で痛い思いをしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.顎関節症で痛いとき一番の対処法とは

顎関節症で痛みを感じるとき、一番の対処法は” 安静にすること “です。

そして、早めに口腔外科を受診し適切な治療を受けることです。

顎に違和感や痛みがあるとき無理に動かそうとしたり、痛みを我慢して耐えたりする方もいらっしゃいます。

こうした行動は痛みが悪化する原因にもなる恐れがあるため、注意しましょう。

では、安静にするとは具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。

次に解説します。

※対処法はのちに口腔外科を受診することを前提とし、紹介しております。

この対処法を講じれば医療機関を受診しなくてよい、というものではありませんのでご注意ください。

 

顎関節症を悪化させてしまう習慣や誤った治療については、「あなたは大丈夫?顎関節症の人がやってはいけないこと」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

 

1-1.なるべく顎に負担をかけないようにする

顎に負担をかけないようにすることは、非常に重要です。

具体例を挙げて説明すると、あくびでは口を大きく開けることで顎に負担がかかり、顎関節症の場合は痛みが出ることもあります。

あくびは意識すれば口を少し開ける程度でもできるので、なるべく顎に負担をかけないよう意識してみましょう。

 

他にもガムをよく噛むという方は、顎関節症の場合噛む行為が顎に負担となるため、なるべく避けるようにするのも大切です。

 

1-2.食事はやわらかいものを摂る

硬い食べ物や歯ごたえのある食事は、なるべく避けるようにしましょう。

顎に負担がかからないよう、食事はやわらかいものを摂るのがおすすめです。

具体的には、野菜やお肉をやわらかく煮込んだスープや、うどん・蕎麦などの麺類、おかゆや豆腐料理などが挙げられます。

ただしやわらかいものばかり摂っていると、顎周りの筋肉が衰えることにもつながるため、早めに口腔外科を受診して治療しましょう。

 

1-3.噛むときは両方の頬で噛む

無意識の内に片方だけで食べ物を噛む癖がついている方がいます。

片方だけで食べ物を噛むと、よく噛むほうの顎関節が疲弊し負担になってしまうのです。

特に痛みを感じているときは、意識して両方の頬で噛むようにしましょう。

 

1-4.歯を食いしばるスポーツは避ける

歯を食いしばる行為は、歯だけでなく顎関節にも負担がかかります。

顎関節症で顎に痛みを感じている場合は、症状がよくなるまで歯を食いしばるような激しいスポーツは避けたほうが良いでしょう。

歯を食いしばるようなスポーツの具体例としては、アメフトやラグビー・ボクシングといった格闘技が代表的です。

他にもテニスや野球・ゴルフなど、インパクトの瞬間に歯を食いしばる傾向にあるスポーツも、注意すると良いでしょう。

 

1-5.仰向けを意識して寝る

顎への負担を軽くするためにも、寝るときの姿勢は大切です。

顎に痛みを感じている場合は特に仰向けで寝ることを意識しましょう。

注意が必要なのは、うつ伏せで寝ること。

うつ伏せで寝ると頭部全体の重みが顎にかかるといわれています。

成人の頭部の重さは平均で約4~6kgあり、寝ている間長時間顎に重さがかかるとそれだけ負担になってしまいます。

顎への負担を緩和するためにも、できる限り仰向けで寝ることを意識しましょう。

 

2.痛いのを早くなんとかしたいときの対処法

医療機関を受診すべきとわかっていてもなかなか時間を作れないという方や、痛みがひどく我慢できないという方は、対処法として下記の2つを実践してみてください。

ただし、これらはその場しのぎの対症療法となります。

そのため、痛みが和らいだとしても口腔外科を受診するようにしてください。

 

他にも簡単なセルフケアのやり方については、「顎関節症の主な原因は?治療法や簡単にできるセルフケアのやり方も紹介」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

 

2-1.鎮痛薬を服用する

痛みがひどく我慢ができない場合、鎮痛薬を服用することで症状が抑えられる可能性があります。

市販の薬では、ロキソニンやバファリンがドラックストアで購入しやすいため、口腔外科を受診するまでに一時的に服用し様子をみても良いかもしれません。

ただし、薬を飲んで痛みを抑えられたからといって、顎を酷使するのは症状の悪化につながるため安静を意識しましょう。

 

2-2.痛みのある部分を冷やす・温める

急に顎関節症の症状が出て痛みをともなっているという場合は、患部を冷やしてみましょう

このとき一度に冷やす時間は10分を限度としてみてください。

患部を冷やし終わったら、口をゆっくり開閉し顎周辺の筋肉をストレッチしてみましょう。

これを何度か1日に繰り返すことで、痛みが抑えられる可能性があります。

 

痛みが落ち着いてきたら、今度は患部を蒸しタオルや温湿布で温めるようにしましょう。

こうした対応で痛みが落ち着いても応急処置でしかないため、再発を防止する・症状を改善するためにも口腔外科の受診を検討してみてください。

 

3.口腔外科で治療を受けていても治らないときの対処法

顎関節症の痛みに悩んでいる方のなかには、すでに口腔外科を受診し治療を受けている方もいらっしゃると思います。

治療を受け始めたばかりという方は、医師にも相談をしてみてもう少し様子をみても良いかもしれません。

ただ、何ヶ月も症状が改善されない・悪化しているように感じるという場合は、他の口腔外科の受診も検討してみましょう。

特にマウスピースをはめて様子をみるような状態の方は、セカンドオピニオンがおすすめです。

理由は、最新の顎関節症の知見で治療目的でマウスピースをはめて様子をみることは、無意味・むしろ悪化する可能性があるといわれているからです。

残念ながらこのような事実を知らない歯科医師が、現状でも9割以上いるといわれています。

口腔外科を受診しているにも関わらず、症状がよくならない・マウスピースをはめているだけというような方は、顎関節症に力を入れている口腔外科の受診を検討してみてください。

 

4.まとめ

顎関節症と診断された方、顎関節症の疑いがあり痛みがともなっている方は、口腔外科を受診しましょう。

加えて受診までの間は、顎に負担がかからないよう安静に過ごすことが大切です。

 

すぐに口腔外科を受診できない・痛みがどうしても我慢できない場合は、鎮痛薬の服用や患部を冷やす・温めるなどをして、緩和できるか試してみてください。

 

顎関節症の治療では、発症した原因から治療法を考え再発しないように対処することが重要です。

 

久喜市にあるいしはた歯科クリニックでは、その場しのぎの対症療法ではなく、原因から治す顎関節症治療をおこなっています。

 

当院へは、久喜市だけでなく埼玉県内全域・東京都・神奈川県・仙台や山形市からなど、遠方からも多数の患者様が来院されております。

 

顎関節症の症状でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

さらに詳細については、当院ホームページ内の「顎関節症(がくかんせつしょう)」で解説しているので参考にしてみてください。

 

サイト内には顎関節の専門家である、いしはた院長に質問ができる質問コーナーも設置しています。

顎関節症でお悩みの場合は、ぜひ、いしはた歯科へご相談ください。

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