お問い合わせ
ご予約はコチラ
0480-24-6480
医療法人社団樹伸会 いしはた歯科クリニック

奥歯を抜歯したら入れ歯が最適?ブリッジやインプラントは?選択肢を解説

公開日:2022/10/17

理事長 石幡 一樹
KAZUKI.ISHIHATA

「奥歯を抜歯する場合、入れ歯かインプラントどちらで治療すべき?」
「7番の奥歯を抜歯したけど、入れ歯は必要?」

このように何らかの事情で奥歯を抜歯した場合どのような治療を選択すべきか1〜2本程度なら何も治療しなくても大丈夫か、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

結論として、たとえ一本奥歯を抜歯した場合でも、抜歯した箇所を補う治療をすべきです。
なぜかというと、奥歯には一本一本役割があり、失うことで生活に支障をきたすリスクがあるからです。

この記事では、奥歯が持つ役割や奥歯を抜歯したまま放置しておくリスクについて解説しており、具体的な治療法と治療法の選び方・考え方についても触れています。

奥歯を抜歯して放置したままでも大丈夫か気になっている方や、奥歯を抜歯してどのような治療を選択すべきなのかわからないという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

奥歯が持つ役割

奥歯にどのような役割があるのか、明確に理解できている方は少ないでしょう。
具体的に奥歯には下記4つの役割があるのです。

・食べ物を噛み砕きすり潰す役割
・噛み合わせ・歯並びの基準となる役割
・適切な発音をするための役割
・体のバランスを保つ・瞬発力を発揮する役割

それぞれ解説します。

 

食べ物を噛み砕きすり潰す役割

奥歯には、前歯で噛んで適切な大きさにした食べ物を細かくしてすり潰すという役割があります。
奥歯で食べ物を細かくし、しっかりすり潰すことで消化器官に負担をかけずに済むのです。

 

噛み合わせ・歯並びの基準となる役割

奥歯には噛み合わせ・歯並びを安定させる役割があります。
噛み合わせや歯並びは奥歯が基準となって、歯が今の位置で保たれているからです。
特に噛み合わせにおいては、下顎が必要以上に奥にいかないよう、奥歯がストッパーの役割を果たしています。

 

適切な発音をするための役割

歯は適切な発音をするためにも、一本一本が役割を担っています。
奥歯は特に「ハ行」「ラ行」の発音で、適切な発音ができるように役割があるのです。

 

体のバランスを保つ・瞬発力を発揮する役割

スポーツをしている時や重たい物を持ち上げる時など、私たちは奥歯を食いしばることで瞬発力を発揮することができます。
瞬発力だけでなく、奥歯でしっかり噛むことができるということは、体のバランス感覚を保つ上でも重要だということがわかっているのです。

 

 

奥歯を抜歯したままにしておくリスク

奥歯の抜歯後、「他の歯で噛めるから放置しても問題ないのでは」と考えられる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、この考え方にはリスクがあります。
例え1本でも抜歯をした際には、適切に抜歯した箇所を補う治療を行わないと下記のようなリスクが生じてしまうのです。

 

・噛む力が弱まる
・歯並びが悪くなる
・顔がゆがむ

 

それぞれ解説します。

 

また、この他にも奥歯を抜歯したまま放置しておくリスクについては、当院の​​「入れ歯が痛い・我慢できない!原因や予防・対処法について解説」という記事の「2.入れ歯をせず放置することで起こる悪影響」で詳しく解説しておりますので、気になる方は是非参考にしてみてください。

 

噛む力が弱まる

奥歯が一本抜けるだけで、噛む力が30〜40%も低下すると言われています。
噛む力が低下し、食べ物を細かくできないまま消化器官に送ってしまうと、胃腸に負担がかかってしまうようになるのです。

 

歯並びが悪くなる

歯は上下左右で支え合って今の位置を保っています。
歯が抜けたまま、何も補う治療をせず放置していると、左右の歯が抜けた隙間に向かって倒れこんでくるようになったり、上または下の歯が抜けた隙間に向かって伸びてきてしまったりするのです。

 

顔がゆがむ

一本でも奥歯を失うと、失った奥歯があるほうでは物を噛みにくくなるため、歯が揃っているほうで噛む癖ができるケースが多いです。
そうすると、顔にある咀嚼筋が片方しか使われない状態になるため、使われていないほうの咀嚼筋がおとろえ、顔がゆがむことにもつながってしまうのです。

 

このように奥歯を抜けたまま放置しておくと、たとえ一本でも様々なリスクがあるため、抜けてしまった歯を補う治療を行なうことが大切と言えます。

 

奥歯を抜歯した際の治療法

奥歯を抜歯した際、治療法の選択肢としては下記の3つがあります。

・ブリッジ
・インプラント
・入れ歯

それぞれ具体的に解説します。

 

ブリッジ

ブリッジによる治療は、抜歯をした箇所の両隣の歯を支えとして、橋のように人工歯を被せ失った歯を補う治療法です。
入れ歯のように取り外す必要がなく、外科手術も伴わないというメリットがあるものの、支えとして使う両隣の歯は異常が無くても削らなければならないというデメリットがあります。

 

インプラント

インプラント治療とは、人工の歯根を顎の骨に埋め込む外科手術を行ない、その上にセラミックやジルコニアなどの素材で作られた仮歯を付けて失った歯を補うという治療です。
外科手術が必要で治療期間が他の治療と比べて長めではあるものの、他の治療には無い人工の歯根を埋め込むことで、天然歯と同じように噛むことができるメリットがあります。

詳しくは当院HP「インプラント治療」で解説しておりますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

 

入れ歯

入れ歯による治療は、失った歯の代わりとして使えるよう人工で歯・歯茎を作り、口内に入れることで失った歯の機能を補います。
保険が適用され安価で作れる反面、保険適用の入れ歯は噛みにくい・痛いなどのデメリットが出てしまうケースがありました。
しかし、自費診療による入れ歯であれば、保険適用で生じた噛みにくい・痛いなどのデメリットを解消できるケースも多くあります。

詳しくは当院HP「入れ歯作製・調整」で解説しておりますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

 

奥歯を抜歯した際どの治療法を選択すべきか・考え方を解説

どの治療法が良いか考えるには、まずご自身の中で一番優先したい希望を明確にすることが大切です。
一番優先したい希望とは、具体的な例を挙げるとすると、下記のようなものがあります。

「費用をなるべく抑えたい」
「審美性を重視したい」
「食事の際にしっかり噛めるようにしたい」
「他の健康な歯に悪影響が出ないようにしたい」

どの希望を重視するのかによって、どの治療法を選択すべきなのか基準が見えてくることもあるため、まずはご自身の中での希望を整理してみましょう。
その上で、歯科医師に相談してみることをおすすめします。

 

奥歯に入れる際におすすめの入れ歯

奥歯を抜歯した際の治療法は複数あります。
患者様のご希望や口内の状況によって適切な治療法が異なることは前提として、当院では入れ歯による治療を推奨します。
入れ歯といっても保険適応のものではなく、自費診療で作る入れ歯がおすすめです。
なぜ自費診療で作る入れ歯がおすすめなのかと言うと、保険の入れ歯は入れ歯自体が壊れやすかったり、健康な歯を痛めてしまいやすかったりするためです。

 

詳しくは当院HP「保険の入れ歯で本当に十分?選び方や自費が良い理由も解説」で解説しておりますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

 

では、自費診療で作る入れ歯の中でも具体的にどのような入れ歯が良いのでしょうか。

自費診療で作る入れ歯は様々ありますが、その中でもコーヌス義歯がおすすめです。
コーヌス義歯は、外れにくいという特徴から安定感があり、しっかりと噛むことができるという特徴があることから、奥歯を失った際にぴったりの入れ歯と言えます。

 

コーヌス義歯についての詳細は、当院HP「コーヌス義歯とは」のページを参考にしてみてください。

ただ、患者様の口内状況やご希望により、最適な入れ歯は異なる可能性もございますので、気になる方は一度 久喜市にあるいしはた歯科クリニックへご相談にいらしてください。

 

まとめ

 

奥歯には下記4つの役割があるため、一本でも抜けたら放置するのではなく適切な治療を行なうようにしましょう。

・食べ物を噛み砕きすり潰す役割
・噛み合わせ・歯並びの基準となる役割
・適切な発音をするための役割
・体のバランスを保つ・瞬発力を発揮する役割

 

奥歯を抜歯した際には下記の3つの治療法を主に選択できます。
・ブリッジ
・インプラント
・入れ歯

 

それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の一番優先したい希望を整理し、歯科医師と相談して治療法を決めるのがおすすめです。

当院では入れ歯治療に力を入れており、奥歯に入れても違和感が少なく、しっかり噛める入れ歯をご提案いたします。

「奥歯を抜歯したが、どの治療法を選ぶべきか悩んでいる」
「奥歯に最適な入れ歯を作りたい」

このようなお悩み・ご要望がある方は、いしはた歯科クリニックへご相談ください。

ご予約はこちらから

いしはた歯科クリニックは患者さんへの声がけや気遣いを意識した
優しい・相談しやすい・わかりやすい説明をモットーに診療しております。

© 2012 医療法人社団 樹伸会 いしはた歯科クリニック
PAGE
TOP
クリップボードにコピーしました